第一弾
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浅草神社 禰宜 矢野 幸士(やの こうじ)さん |
今回は「浅草い~とこ」の記念すべき第一弾ということで、いかにも浅草と言える人物に登場いただきました。 お役目柄ご年配の神主さんをイメージして訪問させていただいたところ、さすがは「若宮司様」と呼ばれるだけあってまず矢野さんのお若さに驚くものの、お話を伺ううちにその年齢からは想像もつかない落ち着いた物腰と神職らしい誠実さに再び驚かされました。 |
知る人ぞ知る浅草神社ですが案外ご存知ない方も多いですね。 |
「もともと浅草寺創建に関わる3人の方々を三柱の神様としてお祭りしているのが浅草神社ですから浅草寺とはとても深い関係にあり、いわばお寺さんと一体です。 |
そもそも神職になられたきっかけは。 |
「出身は浅草でなく山口県なんです。普通の勤め人として某自動車メーカーで開発を担当していたんですが、たまたま現宮司様の親戚筋にあたることから一転して神職の道に入りました。 |
今の神職のお仕事は如何ですか。 |
「仕事が趣味のようなもので全ての仕事にやりがいを感じています。 |
弱冠26歳ながら若宮司様の神職としての心構えはさすがです。 |
最近浅草神社での神前結婚式が人気ですね。 |
「式を挙げられるお二人には必ず事前に神社にお越しいただき神前結婚式の意義をご説明申し上げて、ご理解いただいた上で挙式していただくようにしています。 「件数は少なくてもいいので1件1件に心を込めて携わらせていただきます。 |
ちょうど先月三社祭が終わりましたが、本当に盛大でまさに浅草の一大イベントですね。 |
「三社祭が地域連帯の要の役目を果たさせて頂いていることは非常にありがたいことだと思っています。 |
浅草神社の歴史と伝統の重みに加えて神職として生きることの重みをも背負って立たれる若宮司様の夢は子供の代まで見越した遠大な夢です。
昭和48年生まれ。O型。ご家族は美しい奥様と1歳半のかわいいご長男「真尋(まひろ)くん」。奥様もとある神社のご出身とか。まさに神社一家。
浅草寺創建ゆかりの土師仲知(はじのなかとも)氏の第62代に当たる現宮司様の後に続く若宮司様、そして真尋くん(若々宮司様?)。
浅草神社は浅草の鎮守様として、また浅草のシンボルとして、若宮司様を中心に新たな21世紀を歩み始めようとしています。
(文責:時代屋)
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