2009年三社祭

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三社祭は浅草神社の例祭。期間中は氏子衆と呼ばれる地域の信者たちにより、さまざまな神事が行われます。見物の際には、神様を大切にもてなそうとしている地域の人たちの真摯な思いを尊重していただければと思います。

三社祭は浅草神社の例祭。期間中は氏子衆と呼ばれる地域の信者たちにより、さまざまな神事が行われます。見物の際には、神様を大切にもてなそうとしている地域の人たちの真摯な思いを尊重していただければと思います。



当日のスケジュール

※このコーナーの写真は過去の写真を使用しております。

5月14日
(木曜日)
午後7時 本社神輿神霊入れの儀(ほんしゃみこしみたまいれのぎ)
三社祭に先駆け、神社の御神輿(本社神輿)3体(一の宮、ニの宮、三の宮)に御神霊を入れる儀式。神様には三社祭の三日間、御神輿に分神霊(わけみたま)として鎮座して頂き、お祭りを通して浅草の町の様子を伺ってもらう。神事は夕刻の闇夜と同時に行われ、三社祭の開催を告げると共に、その様子は静粛かつ厳粛。
5月15日
(金曜日)
午後1時 大行列 出発 西廻り(雨天中止)
編成: はやし屋台~金棒・鳶頭木遣り~神社総代・各町役員~びんざさら舞~芸妓手古舞・組おどり~浅草寺白鷺の舞・屋台
順路: 柳通り→馬道通り→雷門通り→雷門→仲見世→浅草神社

「新門」衆の金棒の露払い、屋台囃子の「あやめ連」を先頭に44ヶ町の鳶衆の木遣り、役員さん、浅草神社神事であり東京都無形文化財の「びんざさら」、手古舞、芸者衆、「白鷺の舞」と続き、三社祭の神明を謳いながら目抜き通りを流して歩きます。
いわば三社祭のこけら落としです。
とかく勇壮な神輿のイメージが強い三社祭ですが、本来の神事としての三社祭の厳かさ、おおらかさを実感できる行列です。
山車と鳶衆
山車と鳶衆
芸者衆
芸者衆
白鷺の舞
白鷺の舞
午後
2時20分
びんざさら舞奉納 浅草神社社殿
国の無形文化財にも指定されている「びんざさら舞」は、五穀豊穣。商売繁盛、子孫繁栄、悪霊退散を祈願して行われる田楽の一種です。きらびやかな衣装をまとった氏子による舞い方が、長さ15cm、厚さ0.6cmのヒノキの板を108枚重ねた「びんざさら」という楽器を鳴らしながら踊ります。「びんざさら」は、板と板が触れ合ってさまざまな音が出ます。アコーディオンのように開いたり閉じたりすることで、ゆったりとしたリズムを刻みます。浅草神社拝殿で午後2時20分よりびんざさら舞を奉納。午後3時からは、同神楽殿でも舞が奉納されます。
びんざさら びんざさら
びんざさら舞
午後3時 びんざさら舞奉納 浅草神社神楽殿(雨天中止)
午後
3時30分
各町神輿神霊入れの儀
本社神輿と意義は同じで、浅草各町の御神輿に鎮座して頂く。本来であれば各町を神織が廻りそこで神事を執り行うべきだが、氏子各町の数が多い為(44ヶ町)神社の社殿で一括して行うのも浅草ならでは。
宵宮(町会神輿) 宵宮(町会神輿)
宵宮(町会神輿)
5月16日
(土曜日)
午前10時 例大祭式典斎行
神社において1番重要な神事であり、1年間無事に過ごさせて頂いた感謝と今後の安泰を神様に報告する神道の基本部分。この神事を執り行わなければお祭りとは言えない。現在では御神輿や露天等がお祭りの中心部分になっており、その日本人として大切な意義は忘れられがちである。神事は総勢約12名の神職や楽人で執り行われ、参列者も300人を越える。
午前12時30分 町内神輿連合渡御(観音本堂裏広場に勢揃い)
一つずつ町会名が呼ばれ、それに従ってその町会神輿が担ぎ上げられ浅草神社境内に進んでいきます(浅草神社は浅草寺境内の中、浅草寺本堂の東に隣接しています)。
神官のお祓いを受けた後、参道を鳥居へと抜けてそれぞれの町会へと帰っていきます。
連合渡御集結
連合渡御集結
お祓い後の帰路
お祓い後の帰路
昼の神輿渡御 昼の神輿渡御
昼の神輿渡御
午後3時 奉納舞踊 浅草神社神楽殿
5月17日
(日曜日)
午前6時 本社神輿宮出し
浅草神社から神様をお乗せした本社神輿3基が、午前6時、それぞれ西部、東部、南部の浅草44ヶ町に向けて出発します。
・一之宮(南部方面)
・二之宮(東部方面)
・三之宮(西部方面)
陣頭指揮
陣頭指揮
宮出し
宮出し(ピンと空気が張り詰めます)
午後3時30分 奉納舞踊 浅草神社神楽殿
午前11時~
午後6時
雷門通りから馬道通りにてお祭り広場を開催 (交通規制有り)
日没 本社神輿宮入り
氏子44ヶ町の渡御を終えた宮神輿三基が浅草神社に帰りつき、神輿倉に納められます。
宮入
宮入り(とても幻想的…)
宮入り後 本社神輿神霊返しの儀
神輿入れと対を為し、各町を巡幸された神様に御神輿から本殿へお戻り頂く神事。神霊入れ同様に闇夜において行われ、また三社祭の終了を告げる意味では重要である。以前は翌日月曜日の夜に行われていた為、氏子にはあまり知られていない。

本社神輿渡御スケジュール
一之宮
南部各町渡御
二之宮
東部各町渡御
三之宮
西部各町渡御
場所 予定時刻 場所 予定時刻 場所 予定時刻
宮出し 6:00 宮出し 6:00 宮出し 6:00
仲見世 8:00 浅草馬一 8:00 浅草二 8:00
浅草東 8:40 浅草馬二 8:50 芝崎東 8:45
浅草中央 9:20 浅草象一 9:40 芝崎西 9:20
浅草西 10:00 浅草象潟 10:30 芝崎中 9:55
浅草公園 10:40 浅草象三 11:20 西浅三北 10:30
浅一三栄 11:20 浅五会 12:10 [トラック] 13:20
西浅草一 12:00 浅草馬三 13:00 浅草町二 11:35
寿二 12:40 田聖睦 13:50 浅草清三 12:10
寿一 13:20 聖天 14:40 浅草町一 12:45
寿三東 14:00 猿若 15:30 [トラック] 13:20
駒形 14:40 花川戸二 16:20 13:35
寿四 15:20 花川戸一 17:10 千草 14:20
雷門田原 16:00 神社北西角 19:00 浅草中 15:05
雷門西部 16:40 宮入り 20:00 浅草千和 15:50
雷門中部 17:20 千二西 16:35
雷門東部 18:00 千二光月 17:10
雷門 18:40 千一南 17:45
宮入り 19:30 浅三東 18:30
神社北西角 19:25
宮入り 20:30


一之宮
二之宮
三之宮

三社祭Photoレポート

5月15日(金)・16日(土)
大行列・町内神輿連合渡御 カメラマンPHOTOレポート

浅草の町中が最も活気があるのが三社祭です。
この時に大行列の山車や鷺の舞、御輿等が仲見世を通る為、雷門の提灯が上に畳まれます。
5月15日。大行列が行われました。
浅草の芸者集は洗練されていてとても綺麗で人気でした。鷺の舞はあまりの人手で舞はできず撮影の為のポーズだけとなりました。
16日。いよいよ町内神輿連合渡御。浅草神社で御払いを受けスタート!
威勢の良い声が飛び交いお囃子や太鼓の音があちこちで鳴り響きます。
絶好な撮影ポジションをキープするのが大変でした。しかし、この撮影は人の流れに乗って撮影する以外なさそうです。
自慢のカラフルなハッピ姿をかっこ良く着こなした女性達も男集に混じって御輿を担ぎます。
子供達の御輿も人気でとても可愛いとあちこちで歓声が上がりました。
江戸の歴史と伝統を感じる一日でした。



17日。三社祭最終日夕刻。
宮入りのために雷門の下を通って仲見世に入っていく一之宮神輿。
大群衆が見守る中、頭の木遣の音頭のあと、宮入りの担ぎ手によって担がれ、雷門の真下通る姿は圧巻でした。

一之宮神輿宮入り


PHOTOレポート

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