2013年三社祭

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三社祭は浅草神社の例祭。期間中は氏子衆と呼ばれる地域の信者たちにより、さまざまな神事が行われます。見物の際には、神様を大切にもてなそうとしている地域の人たちの真摯な思いを尊重していただければと思います。

三社祭は浅草神社の例祭。期間中は氏子衆と呼ばれる地域の信者たちにより、さまざまな神事が行われます。見物の際には、神様を大切にもてなそうとしている地域の人たちの真摯な思いを尊重していただければと思います。



当日のスケジュール

※このコーナーの写真は過去の写真を使用しております。

5月16日
(木曜日)
午後7時 本社神輿神霊入れの儀(ほんしゃみこしみたまいれのぎ)
三社祭に先駆け、神社の御神輿(本社神輿)3体(一の宮、ニの宮、三の宮)に御神霊を入れる儀式。神様には三社祭の三日間、御神輿に分神霊(わけみたま)として鎮座して頂き、お祭りを通して浅草の町の様子を伺ってもらう。神事は夕刻の闇夜と同時に行われ、三社祭の開催を告げると共に、その様子は静粛かつ厳粛。
5月17日
(金曜日)
午後1時 大行列 (雨天中止)
「新門」衆の金棒の露払い、屋台囃子の「あやめ連」を先頭に44ヶ町の鳶衆の木遣り、役員さん、浅草神社神事であり東京都無形文化財の「びんざさら」、手古舞、芸者衆、「白鷺の舞」と続き、三社祭の神明を謳いながら目抜き通りを流して歩きます。
いわば三社祭のこけら落としです。
とかく勇壮な神輿のイメージが強い三社祭ですが、本来の神事としての三社祭の厳かさ、おおらかさを実感できる行列です。
山車と鳶衆
山車と鳶衆
芸者衆
芸者衆
白鷺の舞
白鷺の舞
午後
2時20分
びんざさら舞奉納 浅草神社社殿
国の無形文化財にも指定されている「びんざさら舞」は、五穀豊穣。商売繁盛、子孫繁栄、悪霊退散を祈願して行われる田楽の一種です。きらびやかな衣装をまとった氏子による舞い方が、長さ15cm、厚さ0.6cmのヒノキの板を108枚重ねた「びんざさら」という楽器を鳴らしながら踊ります。「びんざさら」は、板と板が触れ合ってさまざまな音が出ます。アコーディオンのように開いたり閉じたりすることで、ゆったりとしたリズムを刻みます。浅草神社拝殿で午後2時20分よりびんざさら舞を奉納。午後3時からは、同神楽殿でも舞が奉納されます。
びんざさら びんざさら
びんざさら舞
午後3時 びんざさら舞奉納 浅草神社神楽殿
午後
3時30分
各町神輿神霊入れの儀(かくちょうみこしみたまいれのぎ)
本社神輿と意義は同じで、浅草各町の御神輿に鎮座して頂く。本来であれば各町を神織が廻りそこで神事を執り行うべきだが、氏子各町の数が多い為(44ヶ町)神社の社殿で一括して行うのも浅草ならでは。
宵宮(町会神輿) 宵宮(町会神輿)
宵宮(町会神輿)
5月17日
(土曜日)
午後10時 例大祭式典斎行(れいたいさいしきてん)
神社において1番重要な神事であり、1年間無事に過ごさせて頂いた感謝と今後の安泰を神様に報告する神道の基本部分。この神事を執り行わなければお祭りとは言えない。現在では御神輿や露天等がお祭りの中心部分になっており、その日本人として大切な意義は忘れられがちである。神事は総勢約12名の神職や楽人で執り行われ、参列者も300人を越える。
午後12時 町内神輿連合渡御(観音本堂裏広場に勢揃い)
浅草氏子44ヶ町の町内神輿(約100基)が勢揃い。一つずつ町会名が呼ばれ、それに従ってその町会神輿が担ぎ上げられ浅草神社境内に進んでいきます(浅草神社は浅草寺境内の中、浅草寺本堂の東に隣接しています)。
神官のお祓いを受けた後、参道を鳥居へと抜けてそれぞれの町会へと帰っていきます。
連合渡御集結
連合渡御集結
お祓い後の帰路
お祓い後の帰路
昼の神輿渡御 昼の神輿渡御
昼の神輿渡御
午後4時 奉納舞踊(浅草観光振袖学院) 浅草神社神楽殿
午後5時 巫女舞奉奏 浅草神社神楽殿
5月19日
(日曜日)
午前6時 本社神輿宮出し 浅草神社境内・浅草寺境内
浅草神社から神様をお乗せした本社神輿3基が、午前6時、それぞれ西部、東部、南部の浅草44ヶ町に向けて出発します。
陣頭指揮
陣頭指揮
宮出し
宮出し(ピンと空気が張り詰めます)
午後2時 巫女舞奉奏 浅草神社神楽殿
午後3時 奉納舞踊(東京浅草組合) 浅草神社神楽殿
午後4時 太鼓奉演(日本太鼓道場) 浅草神社境内
午前11時
~午後6時
雷門通りから馬道通りにてお祭り広場を開催
主催:浅草観光連盟
※交通規制有り
午後8時頃 本社神輿宮入り 浅草神社境内・浅草寺境内
氏子44ヶ町の渡御を終えた宮神輿三基が浅草神社に帰りつき、神輿倉に納められます。
宮入
宮入り(とても幻想的…)
宮入り後 本社神輿神霊返しの儀(ほんしゃみこしみたまがえしのぎ) 
浅草神社社殿・神輿庫

神輿入れと対を為し、各町を巡幸された神様に御神輿から本殿へお戻り頂く神事。神霊入れ同様に闇夜において行われ、また三社祭の終了を告げる意味では重要である。以前は翌日月曜日の夜に行われていた為、氏子にはあまり知られていない。

本社神輿渡御スケジュール
一之宮
南部各町渡御
二之宮
東部各町渡御
三之宮
西部各町渡御
場所 予定時刻 場所 予定時刻 場所 予定時刻
宮出し 6:00 宮出し 6:00 宮出し 6:00
仲見世 8:00 浅草馬一 8:00 浅草二 8:00
雷門東部 8:40 花川戸一 8:50 芝崎東 8:45
雷門中部 9:20 花川戸二 9:40 芝崎西 9:20
雷門西部 10:00 聖天 10:30 芝崎中 9:55
雷門田原 10:40 猿若 11:20 西浅三北 10:30
寿四 11:20 浅草馬二 12:10 [トラック] 11:05
駒形 12:00 浅草象一 >13:00 浅草清三 11:35
寿三東 12:40 浅草象潟 13:50 浅草町二 12:10
寿一 13:20 浅草象三 14:40 浅草町一 12:45
寿二 14:00 浅五会 15:30 [トラック] 13:20
西浅草一 14:40 浅草馬三 16:20 13:35
浅一三栄 15:20 田聖睦 17:10 千草 14:20
浅草公園 16:00 神社北西角 19:00 浅草中 15:05
浅草西 16:40 宮入り 20:00 浅草千和 15:50
浅草中央 17:20     千二西 16:35
浅草東 18:00     千二光月 17:10
雷門 18:40     千一南 17:45
宮入り 19:30     浅三東 18:30
        神社北西角 19:25
        宮入り 20:30

本社神輿渡御順路 一之宮
二之宮
三之宮

三社祭Photoレポート

5月18日(土)・19日(日) カメラマンPHOTOレポート

お天気に恵まれた3日間!
※最終日は、夕方くらいから雨が降ってしまいましたが…。
町なかを歩いていると人だかりが見つかる。
近づいてみると、『エイサー エイサー』の掛け声が聞こえてくる。
思わず一緒になって足踏み・手拍子をしてしまいました。
そのくらい、近くでみると圧倒されてしまうんです!
元気をたくさんいただきました!
早くも来年の三社祭が待ち遠しい…。